パチカンのしったか講座5 

同一ネットワークor異なるネットワーク
 Ethernetでは同一ネットワーク内であれば直接通信する事ができます。んで、この同一ネットワークとは なんじゃい!ということになりますが、これは自分と同じネットワークアドレスを持つホストであれば 同一ネットワーク内、ネットワークアドレスが異なっていれば別のネットワークという事です。 (ネットワークアドレスについてはその3を見てください。)
 これはIPアドレスとサブネットマスクでの設定によるもので物理的接続とは関係ありません。(設定が 悪ければ同じHUBにつないでも通信できません)しかし、ルータ、ゲートウェイ等の機器を使用すれば 異なるネットワーク間の通信が可能になります。

ルータってなに?
 簡単に言ってしまうと「異なるネットワークを橋渡しする機器」なんですが詳しい説明となると私には難しいので、 アライドテレシスのネットワーク講座 を呼んで下さい。
ルータには様々な種類がありますが一般的に家庭内LANで使用する可能性のあるのは ダイヤルアップルータとか ブロードバンドルータ などです。ダイヤルアップルータなどはなかなか複雑な機器ですがこの講座で「ルータ」と言った場合、 単なるローカルルータ IPルータ)だと思って下さい。

デフォルトゲートウェイ
 DHCPサーバから「IPアドレスを自動的に取得」している人はデフォルトゲートウェイの設定をした事が 無いかもしれません、DHCPサーバはIPアドレスを貸与するだけでなくサブネットマスク、デフォルトゲートウェイや DNSなどの設定を与えることが出来ます。
 転送先不明のパケットはデフォルトゲートウェイで指定したIPアドレスへ送られる事になってます。 逆に転送先不明でないパケットとは同一ネットワーク宛てのパケットとルーティングテーブルに記載されている ネットワーク宛てのパケットのことです。
 ルーティング(経路制御)テーブルとはあるネットワークへの通信はどのルータに中継依頼するかを書きしるしたものです。 route print コマンドで見る事が出来ますが必要と知識が無い場合(私も)は設定不要です、 通常家庭内LANでは設定することは無いと思います。
 デフォルトゲートウェイやルーティングテーブルを適切に設定しておくことによっていくつかの異なる ネットワークを経由した通信が可能になります。

ルータのお仕事
 192.168.0.0/24 と 192.168.100.0/24 という二つのネットワークの間でルータがどんな動作をしているか 図にしてみました。 図7

ホストAがホストZと通信しようとする時は、先ずはじめにホストZのIPアドレスと自分のIPアドレスそして サブネットマスクから相手と自分のネットワークアドレスを調べます(その3を参照)、 すると両者のネットワークアドレスが異なることが判明したのでルーティングテーブルを参照してホストZとの 通信に適切なルータを探しそこに送信します、ルーティングテーブルに見当たらない時はデフォルトゲートウェイに 指定してある所へ送信します。
上図のケースではEthernetパケットにルータのMACアドレスを書き込みましたが、Ethernetパケットのなかの IPパケットにはホストZのIPアドレスが書かれています。
ルータはこの自分宛てのパケットを受け取り開封(Ethernetヘッダ、トレーラの除去)します、すると 自分のではないIPアドレスが書かれていました、ルータはこのパケットを中継しなければならない事を認識します。
ここでまたネットワークアドレスの抽出を行います、自分が属するネットワークのホスト宛てのパケットで ある事が判明したらそのホストのMACアドレスを調べてパケットを作り直し送信します。(上図はこのケースに該当 したので新しい封筒にしました=新しいイーサネットフレームを作った)
自分の属するネットワークでない時はルーティングテーブルやデフォルトルートの指示する場所に送ることになります。



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