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ネット共有について
1 回線を用意(契約)
これが一番大変、料金・速度・サービスを比較して選んでください。ダイヤルアップでも問題ありませんが
ブロードバンド希望ならRBBTODAYエリア別検索が探しやすい。
「ADSLとかFTTHとかさっぱり分からん」という方は手始めに
インターネットてらこや
あたりからお勉強。でも最適な回線選びは初級者にとっては難しいことなので信頼できる人に相談してみるのも良いことです。
2 同時接続数の問題
契約した回線業者・サービス(コース)によって違ってくるのですが過半数の場合、一契約で一台のみの接続しか
保障されません。でもこれは大問題です、インターネットってのはできるだけつなぎっ放しにしたいもの。
お父さんはオンライントレード、お兄さんはストリーミング&ネットラジオ、お姉さんがチャットに夢中な一家では
どうすればいいの?
1IPアドレスの意味=
1接続可能端末(パソコン)
家庭でネットするときは必ずプロバイダと接続します。インターネットなので世界中どこでも接続できるのですけれど
それはプロバイダの機械が自動的にやってくれていることで、“株価照会”も“ストリーミング・データ”も
“チャット・サーバーへの接続も”全部プロバイダ経由で要求します。
これを言い換えれば直接通信している相手はプロバイダの機械だけなのです。
そして大事なことは直接通信しているプロバイダの機械に接続できるIPアドレスは1つしか貰えない、すなわち
一台しかつなげないということになのです。
1端末が
同時に複数の通信することは可能。
三人で一台のパソコンを使った場合は問題ないわけです。お父さんはIE、お兄さんはWMP、お姉さんはメッセンジャーを
同時使用することには何の問題も発生しません。同時複数通信=複数のデータをやり取りできているのです。
三人で別々に三台のパソコンを使いたいのですから
三台からのデータ要求をまとめて一台の端末から行い、要求先から送られてきたデータを一台の端末で受信して、
さらにデータごとに分けて元々の要求先パソコンに転送できればいいわけです。
3 スーパー・オペレーターNAPT導入
複数台パソコンの同時接続を実現するのに採用されている方法がNAPTまたはIPマスカレードと呼ばれる技術です。
ネットワーク・アダプタを二つ装備している通信中継用オペレーターを雇います(コンピュータ端末)、片方のアダプタでは
貸与される有料のIPアドレスを使いプロバイダ(ネット)と通信を行います。そしてもう一方のアダプタでは
プライベート・アドレスを使って家庭内のパソコンと通信します。
1 それぞれのパソコンはNAPT機器に対して要求を出します。
2 NAPT機器は家庭内用(LAN側)アダプタで受けたこの要求を
ネット用(WAN側)アダプタを使って送信(要求)し直します。
3 この時、どのパソコンからの要求だったのか判断できるように
細工しておきます。(アドレス・ポート変換テーブル)
4 要求したデータがネット側から送られてきたらWAN側アダプタで受信してから
アドレス・ポート変換テーブルを参照して要求を出してきたパソコンに宛ててデータを送信します。
IPマスカレードをするためには?
1 ブロードバンドルーター(ADSL,FTTH)、ダイヤルアップルーター(ISDN,アナログ電話回線)などの
専用機器(特殊OSのコンピュータ)を購入する。
2 Linuxコンピュータを設置・設定する。
3 WindowsのICSを動作させる。
4 プロクシサーバ(非NAPT)導入。
1は\3,000から、他に比べて低消費電力。2は75〜100MHz以上のCPU、8MB以上のメモリのコンピュータが必要、スキルがあれば
機能的なカスタマイズが自由自在。3はWindows 98SE以降のコンピュータが必要、長時間安定動作には2000かXPが望ましい。
4は専用ソフトウエアで行う、ADSLで使うには速度が遅い。
ブロードバンドルーターの価格が低下した現在、2〜4の選択はメリットが少ないので薦められません。
回線に応じた機器を用意
以下のリンク先はあくまで参考のための一例です。
回線の種類 | モデム機能 | BBルーター機能 | ハブ機能 |
ダイヤルアップ(アナログ) | 外付けモデム | シリアル入力対応BBルーター(1ポート) | 市販ハブ |
シリアル入力対応BBルーター(複数ポート) | |||
モデム内蔵ダイヤルアップIPルータ | |||
ISDN | ターミナルアダプタ | シリアル入力対応BBルーター(1ポート) | 市販ハブ |
シリアル入力対応BBルーター(複数ポート) | |||
ブロードバンドVoIPルーター (ISDN回線対応) |
面倒になったのでLAN側が1ポートのBBルーターは省略します。
回線の種類 | モデム機能 | BBルーター機能 | ハブ機能 |
フレッツ・ADSL モアII ADSL |
ADSLモデム-NVII | 市販ブロードバンドルーター | |
ADSLモデム内蔵ブロードバンドルータ(Web Caster 630M) | |||
アッカ ADSL |
ルータータイプADSLモデム(ルーターモデム) | 市販ハブ | |
ADSLモデム(ブリッジモード設定) | ブロードバンドルータRT56v | ||
電光石火 ADSL |
BR10A-C2H(ルーターモデム) | 市販ハブ | |
BR10A-C2H(ブリッジモード設定) | 市販ブロードバンドルーター | ||
Yahoo! BB ADSL | 各種モデム | 市販ブロードバンドルーター | |
BROAD-GATE 01 FTTH |
回線終端装置(メディアコンバータ) | 不要(最大5台まで) | 市販ハブ |
ギガビットスイッチングHUB付きブロードバンドルーター(2〜5台以上) | |||
小田急ケーブルビジョン CATV&FTTH |
ケーブルモデム | 不要(2台まで) | 市販ハブ |
市販ブロードバンドルーター(3台以上) | |||
メディアコンバーター | 市販ブロードバンドルーター(5台まで) | ||
東京ケーブルネットワーク CATV |
ケーブルモデム | 不要(SOHO・8M・1Mコース、8台まで) | 市販ハブ |
市販ブロードバンドルーター(24Mコース・他コース9台以上) | |||
J-COM ADSL | ケ−ブルモデム | 市販ブロードバンドルーター |
*CATVでは一台ごとに追加料金を支払ってブロードバンドルーターを使用せずにハブのみで接続台数を増やせる場合あり。
回線事業者 | |||||||||||
| | ○ | ○ | △ | ||||||||
↓ | |||||||||||
電話線・同軸ケーブル・光ファイバー | 123.234.123.234(貸与される) | いろいろな回線で接続している | モ | ル | ル | ||||||
変調 modulation ↓ | 回線を変換する(mo,de-mo) | ↑ 復調 de-modulation | デ | | | | | ||||||
家庭内LAN=Ethernet | そのまま受け渡す | 家庭内LAN=Ethernet | ム | タ | タ | ||||||
│ | + | | | | | ||||||||
↓ | モ | モ | |||||||||
Ethernet | 123.234.123.234 | Ethernet | B | デ | デ | B | |||||
↓ | IPアドレスを変換する(NAT) | ↑ | B | ム | ム | B | |||||
Ethernet | 192.168.0.1 | Ethernet | ル | ル | |||||||
│ | | | + | | | ||||||||
│ | タ | ハ | タ | ||||||||
ハブ(変換せず信号を中継するのみ) | | | ブ | | | ||||||||
│ | │ | │ | |||||||||
│ | │ | │ | |||||||||
192.168.0.2 | 192.168.0.3 | 192.168.0.4 | |||||||||
パソコン | パソコン | パソコン |
大雑把にまとめるとモデムは異なる回線間で通信ができるように、ルーターは異なるネットワーク間で
通信できるようにする機器です。
Accaやe-Accessや電光石火のモデムは回線の変換機能に加えてアドレス変換機能を併せ持ち、かつ初期設定でアドレス変換機能が
有効にしてあります。ハブを購入せずにBBルーターを購入してしまうと機能が重複して変換効率が低下しますし(速度低下)
適切な設定(ネットワークアドレス)ができてなければネットに接続することは不可能です。
変則的な運用(当然、自己責任でサポート外)をしたいのでなければ回線業者の指定するようにハブを用意した方が
良いと思います。無線だと無線LANブロードバンドルーターでなくて無線LANアクセスポイントですね。
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