家庭内LANとは? 

 共有で手に入れる便利&省資源パソコン環境 

概念図 あなたの家にパソコンは何台ありますか?
より高性能な新製品も買いたくなるものですし、子供も成長すると自分専用のパソコンを欲しがったりするので 油断しているとすぐに4〜5台となってしまったりしがちです。 あるリポートによりますと、パソコンを所有している家庭は約7割、そのうち4割は一台のみの環境ですが 残りの6割の家庭では二台以上を所有しているということです。
最近は常時接続・ブロードバンド環境が普及してきてインターネット環境を共有することは一般的な時代になってきています。 けれども単なるネット共有のみに終わってしまう家庭も多く、活用すればするほど便利になるWindowsの共有機能には 見向きもしない場合もあるようでとても残念です。

データを共有化することによりコピー・参照・転送が簡単にできるようになるのですが、このことは ほかのパソコンに接続されたデバイスや周辺機器の利用をも可能にします。 たとえば、簡単にほかのパソコンに接続されているプリンタで印刷したり、ほかのパソコンのデータを CDやDVDに焼いたりすることができて節約ができるのです。
パソコンをLAN接続することにより利便性の向上と無駄な機器購入の回避ができますので機会があれば 家庭内ネットワーク化をぜひ検討してみて欲しく思います。
さらに、新しい流れとしてパソコンにあるMPEG2、DivXファイルをネットワーク転送して大画面の家庭用テレビで見る なんてことも容易な時代に突入しています。
さぁ、あなたもいろいろと便利な家庭内LANをしてみませんか?

最近はADSLの普及のおかげでLANアダプタを搭載しているパソコンが標準となりましたので家庭内LANも簡単にできます。
わざわざ機器を購入せずとも設定のみですぐにLANを構築できる環境の方も多いです。 また、そういう環境でなくともなくてもWindowsパソコン同士なら3〜5千円程度の出費でできますし 設定手順もとりたてて難しいことはありませんので興味が湧いたら一度Tryしてみることをオススメします。

*MacでもOSXですとかなりWindowsネットワークに対応しているらしいのですが・・・ Mac OS 8やOS 9は苦労するかもしれません。
経験がなくMacについてはわかりませんのでWebを検索してください。 (とむねこのページ様がまとまっていて秀逸。)


 できること○ できないこと× 

ファイル共有
 ほかのパソコンにある(日記.txt) や(宿題.doc) などをコピーする、 加筆修正して保存する、削除する。
 ほかのパソコンのファイル .wav.wma.mp3、 .rm (RealMediaファイル)、 .vob (DVD-Videoファイル) .avi などを聞く、見る。
.wavはOK、 .wma .mp3 はWindows Media Playerがあるはずなので関連付けされていればOK、
.rmはReal One Playerのインストールが必要、
.vobも再生ソフトが必要です、DVDドライブを装備しているパソコンなら付属アプリケーションとしてインストールされている WinDVDとかPowerDVD(バルク品などで付属していなければ別途購入)が再生側のパソコンにもインストールされてなくては 見られません、タダでと言うことならMedia Player Classic かなぁ。さらにネットワークが混雑したり、無線LANで転送速度が遅い場合には再生が中断されてしまう場合が多々あります。
.aviは厄介です。基本的にコーデックに 依存しますし、その.aviファイルが使用しているコーデックも一見しただけではわかりません。
LANとは関係ないし不用意にコーデックを導入するとパソコンを不安定にしてしまいます、キーワードを書きますので Web検索の上、自己責任でどうぞ。ffdshow,AVIcodec,K-Lite Codex Pack
* コピーができるならばファイル共有そのものの問題ではありません、 「共有したのに〜が見れません!」はだいたい『ファイルを開けない』という状態であってパソコン環境の問題です。 要するに適切なアプリケーションが再生側のパソコン無いならば 『ファイルは開かない』のです、メモ帳がなければ.txtだって見られませんから。
ドライブ・フォルダ共有
* ファイルひとつひとつに共有設定するのは大変なので通常はフォルダを共有します。そうすればそのフォルダの中に あるファイルすべてが共有となります。(新規作成・移動ファイルやサブフォルダ内も含む)
 C:とかD:というようなハードディスク ドライブやCD-ROM、DVD-ROMなどのドライブを丸ごと共有することも可能です。光学式ドライブを共有設定しておけば 挿入してあるディスクのデータが自動的に共有となりますからディスクを入れ替えると便利に使えます。
× 音楽用CDのCompact Disc Digital Audio(CD-DA)のフォーマットは レッドブックで規定されていて オーディオ機器のCDプレーヤー用のデータです。一方、パソコンのCD-ROMドライブで読み取れるフォーマットは イエローブックで規定されていて 両者には互換性も無いし全く異なるものです。
音楽CDをパソコンのCD-ROMで参照してみるとTrackXXX.cdaというファイルは参照できますがプロパティは わずか数十バイトで実際のサウンドデータではありません。
* パソコンで音楽CDを聴くことができるのは(AV機器の)CDプレーヤー的な動作をさせることも可能だからです。 この時はエラーが検出されない限り出来るだけ高速でデータを読み込むCD-ROMドライブ的な動作では無く、 CDプレーヤー的に再生速度に同調する様にチョコチョコ読み込んでいます。
** 音楽CDは CD2WAV32などの リッパーで パソコン用のデータ形式に変換すれば共有も簡単!MP3なら[午後のこ〜だ]や[Lame]で。
 CD-ROMドライブのないノートパソコンで市販ソフトウエア(CD-ROMメディア)をインストール。 共有設定したドライブにメディアを入れてノートからautorun.exeやsetup.exeをクリックすればだいたいオッケー。
 OSインストールには高等テクニックが必要。
ネットワークインストールになるのか、(コピー元のディレクトリを自機のHDD内に用意可能かネットワーク上からになるのか)
インストール作業中に動作させておくことが可能なOSをどう用意するか、
使用するLANアダプタのドライバ(そのOSに対応したもの)は入手できるのか、
そのOSとコピー元が存在するネットワークに対応するプロトコルを用意できるか、
フロッピーディスクから起動可能かそれともFDDがなくネットワークブートになるのか、
難しすぎるし日本語表記やファイルシステムが絡んできてとても複雑なので私には説明できませんのでキーワードのみ挙げます。
Pre-Boot eXecution Environment,リモートインストール サービス (RIS),Microsoft Network Client v3.0 for MS-DOS, Workgrouup Connection,BOOTP,TFTP
 「ドライブ共有もできます」というと『ほかのパソコンのCD-RやDVD-Rドライブで メディアを焼ける』と勘違いする方もいるかもしれませんが、あくまでファイル読み取り・書き込みがドライブ全体に適用される だけだと考えてください。(±R,RWでもROMと認識されます)
× R=レコーダブルでは専用のソフトで書き込む、当たり前のことだけれど ほかのパソコンからはソフトを操作できない。
 RW=リライトであればRWメディアを挿入し パケットライト ソフトを起動しておくと光学式ドライブであってもハードディスクドライブと同じように扱えるようになるので 書き込み可能になります。
* 市販製品(ネットワークドライブ)
ドライブ共有を目的として作られた小型で特殊なコンピュータ。 見かけは外付けのHDDと似ているが単なる USB機器・IEEE機器ではなく、ネットワーク的に見ればちゃんとした一台のコンピュータとして動作している。
Windows共有(正確にはSamba)が動作する時に必要とする機能を満たすだけの性能を Linux OSと最小限のハードウェア性能(CPU、メモリなど)とハードディスクドライブなどで構成した製品で LANケーブルを接続すればLAN内のどのパソコンからも利用できる。
 サーバーパソコンを起動しておくより消費電力・騒音が少ない。
× 高性能パソコンと比べると転送速度は劣る。
家庭向けNAS製品各種  ロジテック株式会社アイ・オー・データ機器玄人志向コレガ
プリンタ共有
 プリンタは一家に一台で事足りる!ほかのパソコンに接続されている 共有プリンタに出力しよう。
× プリンタを接続しているパソコンを起動しておかなくては 共有プリンタとして動作しない。
 パソコンに接続せずに プリントサーバー に接続してLANケーブルをつなぐとわざわざパソコンを起動しておく必要がない。 プリントサーバー機能付きブロードバンド・ルーターも便利でお買い得。
 インク残量チェック等のユーティリティがクライアント側から使えないこともある。
スキャナーの共有
× 誤情報があり 「できる」という人もまま見かけますがWindows自体にそういう機能はありません。
  ネットワーク共有可能な専用製品プリントサーバ +スキャナサーバ+ストレージサーバ製品あるいは アイコンプソフトウェア新潟キヤノテックの ソフトウエアを購入すればできるようになります。
* そもそも原稿のセッティングが必要な筈です、スキャナーを接続したパソコンで操作して 作成したファイルを共有フォルダに保存ではダメなのかしらん?
家庭内でスキャナーを共有する必然性が思い浮かばない・・・
* ネットワーク対応製品(プリンタ・スキャナ)
通常のUSBポート・パラレルポートで一台のパソコンにだけ接続することを前提としている製品ではなく、 共有することを前提としていてLAN(Ethernet)ポートでLAN内のパソコン全てに入出力できる製品があります。
 わざわざプリンタ・スキャナを接続しているパソコンを起動する必要がない
× 以前は企業向けのレーザープリンタばかりで高価だった、いまでも 家庭向けの製品は数少ない。スキャナ共有は更に少ない。
ヒューレット・パッカード 有線無線(対応可)
ブラザー工業 MFC-5840CNMFC-410CN
インターネット共有
安く購入できるようになったブロードバンドルーターを使用するのが望ましいと思いますが ほかにも方法がないわけでも・・・
LAN内のパソコンでテレビ視聴(ファイル共有・応用編)
 TVチューナー機能搭載パソコンで作成した(録画した)ファイルを共有すれば LAN内のどのパソコンでも簡単にテレビ番組が見られます
 TV番組のリアルタイムLAN配信は少し難易度が高くなりますが 専用ソフトが付属しているキャプチャボード 例1例2、 使用したり、ソフトを単体購入すれば可能です。無料の Windows Media エンコーダ9 を使うことも可能ですがかなり性能の高いパソコンでないとキビシイです。
ドコデモTV、 TVチューナー機能があるパソコンからLAN内のパソコンにTV配信。
WhiteTV、 TV配信+α
HomeEdge カノープス専用、多機能、(生産終了)。
ネットワーク上の動画ファイルをLAN転送でテレビへ出力(ファイル共有・応用編)
  バッファローバーテックスリンクアイ・オー・データ機器NEXX(ネックス) VAIO専用、 等のネットワークメディアプレーヤーを購入すれば簡単にできます。私も使っていますが画質も良好でお勧めできます。
 テレビの近くにパソコンを置けるなら ダウンスキャンコンバーター でテレビに出力したり、ビデオボードのTV-OUT出力を利用しパソコン画面をテレビに表示することができます。 しかし!!!450×350ドット程度しかない一般的なテレビ画面にパソコンの1024×768とか1280×1024とういような 解像度の高い画面を表示すると文字やアイコンは潰れてしまい見づらくなります。 こうならないようにするには
1、HDTV(1280×720以上のハイビジョン対応TV)とD4出力対応のダウンスキャンコンバーターかHDTV対応ビデオボードを使う。
2、720×480程度の動画ファイルのみを テレビに表示できる スキャンコンバータ を使う。
3、画面の鮮明さを我慢してパソコンを800×600に設定する。あるいは使い勝手を我慢して640×480に設定する。
などの方法が考えられます。
ミュージック・サーバー(ファイル共有・応用編)
CDを聞きながらパソコン作業をしている人も多いかと思いますがCD-ROM(DVD-ROM)ドライブの回転音は 以外に騒音レベルが高く音質的にも耳障りの悪いもの。オーディオCDからWAVEファイルを抽出してHDDに置いておけば ドライブの回転音とオサラバできますし、ネットワーク上の共有ファイルであればわずかなHDDのアクセス音などは聞こえないので パソコンでの最適なリスニング環境とも言えるかも知れません。それに共有ファイルであれば同じ音楽(ファイル)を 数台のパソコンから同時に利用しても大丈夫です。

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